点字ブロックの日
点字ブロックの日
あっという間に月日が流れ、令和5年が始まりすでに2カ月が過ぎました。少しずつ暖かい日が増え、特に桜の咲く頃は心が躍る時期ですね。
話は変わりますが、3月にちなんだ目に関することといえば・・・
3月18日は【点字ブロック】の日です。点字ブロックとは、正式名称を〈視覚障害者誘導用ブロック〉と言います。
点字ブロックは、視覚障害者の方が足裏や白杖の先端を使って地面の触感を認識し、安全に歩行ができるようサポートするためのものです。この点字ブロック、実は日本発祥だということをご存じでしょうか。
現在歩道や鉄道、公共施設だけでなく民間にも広く設置が進んでおり、今や世界へと広がり世界各地のスタンダードとして認知されています。視覚障害者の安全かつ快適な移動を支援するための設備として、1967年3月18日に岡山県にて世界初の点字ブロックが設置されたことで【点字ブロックの日】が制定されました。
点字ブロックには2種類あります。一つは、まっすぐ線が並んだ形状をしているもので【誘導ブロック】といい、進行方向を示すブロックです。もう一つはブツブツと点状の突起が並んでおり【警告ブロック】といいます。警告ブロックは、危険個所を示す“止まって、注意して”を意味するブロックです。
日々何気なく歩いている道でも、ブロックの上での駐輪や荷物を置いてしまうと、それだけで目の不自由な方にとっては安心して歩けない道になります。健常者が当たり前に考えられるマナーを守ることで、視覚障害を抱える人々にとっても安心して過ごせる街づくりになるのではないでしょうか。
さいごに、3月は新年度に向けての準備や新生活へと環境の変化が訪れ、忙しくなる方々も多いと思います。また、学生の方々は春休みもあり休み期間中にメガネやコンタクトを検討する患者様もいらっしゃるかと思います。メガネを新調される、もしくはコンタクトデビューをお考えの場合、早め早めに受診して頂き、ゆとりをもって4月を迎えられるよう準備して頂けたらと思います。