みんないつかは老眼に・・
みんないつかは老眼に・・
冬が冬らしく寒さを感じる時期はあっという間に過ぎ、気がつけばすぐそこに春が訪れていますね。今年は1月~3月にかけての平均気温が全国的に平年より高く、先月中旬のニュースでは、北海道で55年ぶりに10度を超えるなど記録的な暖かさとなったそうです。暖かい日が続くと、寒さを乗り越えての春の訪れを純粋に喜べていないような・・・日本らしい春夏秋冬をしっかり感じたいと思ってしまうこの頃です。
話は変わりますが、先日子供の習い事待機中、他のお母さま方が老眼についてお話されていました。
★さん「私、最近プリントとかが見にくくて」
〇さん「老眼じゃない?」
★さん「そうかなぁ、夕方疲れてるときなんてホント見えなくて。でも運転とか見えるのよ。〇さんは見える?」
〇さん「私近視だから大丈夫。遠視なんじゃない?」
★さん「え?遠視って何?」
〇さん「確か遠視の人は遠くが見えて、近視の人は近くが見えるから老眼にならないのよ」
★さん「近視って老眼にならないの?うらやましい」
〇さん「だから困らないの」
モヤモヤ・・・・聞こえてくる内容にとてもモヤモヤ。中に入って話したい気持ちを抑え込みつつ、これが一般的な認識なのかもしれないと改めて感じた次第です。
しかし、これは誤解です。結論からお話すると、近視の人も同じように老眼になります。
老眼とは、年齢を重ねると共に眼のピント調節力が衰え手元の物や文字が見えづらくなった状態を言います。
40歳前後から徐々に症状が現れることが多く、症状は徐々に進み65歳~70歳くらいには人間の目の調節力はほぼ0になると言われています。勿論、眼を普段どのように使うかによって進行の程度には個人差がありますが、老眼には誰もがなるものなのです。つまり、近視の方でも老眼がすでに始まっている状態で、遠くが良く見える眼鏡をかけたまま近くを見たらどうなるでしょう。手元は見えにくいはずです。しかし、手元が見づらいと近視の方はメガネを外せば見える(注意※近視の度数にもよります)ので老眼にはならないという誤解が生じてしまうのです。
老眼を感じ始めたら見る文字の大きさや距離、視的環境によって老眼鏡を使用するのかどうかも変わってきます。メガネ屋さんで自分に合うメガネを作るべきなのか・それとも100均のような安いメガネでも大丈夫なのか・老眼鏡をかけたら老眼進むのでは?・目が疲れるし目以外の肩こりや頭痛も出てきて困っているけれど、何を選んだらいいのか分からない、等々気になることがございましたら、ぜひ一度ご相談にいらしてください。お待ちしております。